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セラミック栽培のしくみ

高温で焼成した特殊セラミックに植物の根を接触させ、根に水を直接供給して植物を栽培する栽培方法です。

この特殊セラミックは毛管力を発生させる大変小さな空隙(直径3μm以下)を数多く持っています。セラミックの下端あるいは給水用のヒモを水に浸けておくと、セラミックや給水用のヒモが持つ毛管力によって、セラミック全体の小さな空隙に水が移動し保持されます。

植物はこの保持された水を利用して生きています。

また、水は毛管力によって移動しているだけなので、セラミック表面にしみ出してくることはありません。つまり、植物が必要とする水だけを植物が吸収・利用し、植物が消費した水だけが下部の水源からセラミックに補給されるのです。

したがって、通常の土栽培のように植物に過剰の水を与えて根を腐らせたり、灌水が不十分になり植物を乾燥枯れ死させる事がありません。

毛細管現象による水の上昇

根への水分及び酸素の供給

①セラミックの毛細管現象によってセラミックに水が保持される

②植物自身の力で必要な水分のみを摂取

③植物が使った分の水のみセラミックに自動的に補給される

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